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晴れやかなる四十路へ!

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「月のうた」読了

「月のうた」読了しました。穂高明さんのポプラ社小説大賞優秀賞作品です。
読みやすくボリュームは少なめですが、
私好みのなかなかハートフルな作品でございました。

あぁそうか・・・他人を誹謗中傷するような言葉は、
受ける被害者の立場から描けば、
その人物に作者の優しさが投げかけられていることがわかり、
読んでいても、救われて癒されるのだと思いました。

憤りをそのままの言葉にすれば、
たとえフィクションの中の人物であったとしても、
作者の代弁者のように映ってしまい、
ネガティブな感情をただ不快に思うこともありますが、
立場を変えて表現することで変わってくるものだと思いました。

こちらの作品は、しっかり作者の優しさが伝わってくると思います。


話の設定としては、十代の娘、継母、実母の親友、実父と、
四人の視点で描かれた人間模様です。

他愛のない不満と、互いを思いやる心が、
それぞれにフォローしあっていて、なかなかバランスが良かったです。

しかしながら、よくこれだけ女性の視点からの心象を描けるなぁ~と思ったら、
どうやらリケジョ(理系女子)作家さんらしい!?

作者の経歴を調べてみたのですが、
ネット上では詳しいプロフィールはなかなか見当たらず、
男性と書かれている所もありましたが、ポプラ社の受賞歴では女性とあります。

「穂高明」という字のイメージから、勝手に男性作家と思い込んでいました。

だからとはいいたくないですが、
四人のなかで実父のみが、ちょっと頼りなく描かれていたのは気のせいでしょうか?

まぁ、女性であれ、男性であれ、楽しく癒された読書でありました。
そして穂高明さんの他の作品も、ぜひ読みたくなったのでした。


by ambitious-n700 | 2017-06-16 09:44 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

神社巡礼の記録26(大宮八幡宮)


先日、杉並区にあります大宮八幡宮へ参詣してきました。
東京都には十一の別表神社がありますが、
私が参詣していなかった最後の一社でした。

京王井の頭線、西永福駅から歩いて7分との表記です。
駅から案内板に沿って道を進むと、
もっと遠いかな?と思った矢先に、南参道の鳥居が見えました。
鳥居の脇には幼稚園があり、子供たちの声も聞こえてきます。

その鳥居をくぐると正面に手水舎が見え、左手に御神門があります。
御神門から、すぐに本殿の姿も捉えることができました。

実は、参詣前に下調べをしたところ、
こちらには「小さいおじさん」の都市伝説があって、
きっと境内も広いだろうとの思い込みがあり、
突然の本殿に少し意表を突かれてしまいました。

とはいえ、まずは参拝をしようと、手水舎で清め、
本殿前にすすみ、神恩感謝を捧げます。
そして例のごとく、脇の授与所で御朱印を授かります。

その後に、境内をゆっくり散策しましたが、
御神門の内側に男銀杏と女銀杏のご神木、三つの摂社、そして、アンパンマン!
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きっと幼稚園児たちが作ったのでしょう!?

御神門の外側には、ご神水を分けてもらえる水神を祀る社もありました。

ガラス張りの御神輿庫には、氏子ごとの煌びやかな御神輿が並んでいて、
披露宴ができそうな会場もあるようでした。
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本殿は東側を向いており、南参道よりも東側が正参道のようです。
正参道の脇には、竹林も抱える緑の木々が生い茂り、
キジバトやカラスが多いのですが、野鳥も飛び交っています。

北側に隣接するのが和田掘公園でして、
境内以上の広さをもつ憩いの場になっていました。


私は参詣してみて、
やさしく大らかな空気に包まれている神社だなぁ~という印象を持ちました。

夫婦銀杏をはじめ、結婚式場や幼稚園もあり、
ご利益に子育厄除けもあって、ファミリー感がてんこ盛りです。

何より大宮八幡宮では主祭神に八幡神(応神天皇)と、その父母の親神を祀っています。

「父がいて、母がいて、そして、子どもがいる」

こんな当たり前のようなことが、実はとても有り難いことだと思えてきました。

私も実母を亡くしていますし、昨今は、様々な事情で片親の家庭も多いですから、
子に両親がそろっていることは、それだけでも確かに得がたいことなのかもしれませんね。

by ambitious-n700 | 2017-06-09 14:33 | 神社仏閣 | Comments(0)

「夜のピクニック」読了


恩田陸さんの「夜のピクニック」読了しました。
他の作品ですが、今年の文芸賞をW受賞した作家さんということで、
手にとって挑戦してみました。

こちらの作品も、本屋大賞作品(2005)で代表作なのですが、
私との相性は、残念ながら、よくありませんでした。

前半の四分の一ほどを読み進めて、
途中で読むのをやめてしまおうか、迷いが生まれました。

高校生の青春小説ですが、どうも私がキライな青春像に映るのです。

もうね・・・惚れた腫れたの話を、
楽しめなくなったのは、私の歳のせいでしょうか?

他人の色恋をジャマする気も更々ないし、
興味本位だけで話のネタにしたところで、当人たちは不快だろうし、
誰がどーだこーだのといった陰口や噂話の類いに、
あんまり関わりたくない性分のようです。

私も全く下世話な話をしないわけではないですが、
酒の肴に笑い飛ばす位で良いと思うわけです。

得てして噂話等は、見当はずれに事態を悪くするので、
殊更に取り上げることに、嫌気が差すのだと思います。

フィクションとはいえ、そんな内容が連綿と続いたので、
もう読むのをやめてしまおうかと・・・脳裏に過ぎりつつ、
心理描写よりも、日常的な描写に助けをかりて読了しました。
ようやく後半のクライマックスになって、
ほのぼのした展開があり、少し作品構成を楽しめたといったところです。

でも、なんでしょう?爽快感がなかったです。

たとえ自分に向けられていなくとも、フィクションであったとしても、
他人を見下すような言葉は、嫌な感情が流れ込み、目に触れているだけで、
なんとなく疲れることがわかりました。


あぁ~やばい・・・辛辣な書評で、自己矛盾をおこしてますね・・・
どうぞ、みなさまの寛大な心で、勘弁してやってください・・・モヤモヤ・・・


by ambitious-n700 | 2017-06-02 17:08 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)