晴れやかなる四十路へ!

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「結婚の嘘」読了


「結婚の嘘」読了しました。
柴門ふみさんのエッセイです。何気なく表紙とタイトルで手に取りました。

「東京ラブストーリー」は聞き覚えがあるものの、
柴門ふみさんの作品は、実は私自身の馴染みがありません。
旦那さんの弘兼憲史さんの「島耕作」の方が馴染みはあります。

そして感想ですが、残念ながら、
男性が読んで、こころやすまる内容ではないです。むしろ、ざわつきます。

結婚生活の不平不満、愚痴を妻の立場で列挙され、
夫の立場は、とりあえず置いといて、
まずは妻の言葉を聞きなさい、との姿勢で書かれていました。

細かく拾い上げれば、矛盾する内容もあるのですが、
妻側のストレスを発散するべく、
あるあるネタで、カタルシスを得るための文章のように思えました。

読んでいて、ジェーン・スーさんの
「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」を思い出しました。
こちらは独身女性の結婚できないことを考察したエッセイですが、
どちらも、カタルシスを得たいがために文章化されたと思われます。

鋭い考察があっても、不平不満愚痴が多いエッセイを、
仮にカタルシス系エッセイと分類しますと、これは女性の著者が多いと思います。
まぁ私も、このブログでその要素がないとは言いませんが、
男性の記すエッセイは、バカバカしい事柄が多いおバカ系エッセイと、
どうだ格好いいだろうと見栄を張るナルシスト系エッセイが多いと思いました。

まぁ、あくまで傾向ね・・・当然に性差を超えて、
当てはまらない人はいると思うけど、そんな人は周りから奇特に見れていると思います。

そして、周囲からはちょっと奇特に見られることもある私は、
女性的なのかもしれませんが、
この「結婚の嘘」に書かれていることについて、ほぼ共感できませんでした。

いや、共感できそうな事柄はあるのですが、
その前え置きとして、夫は・・・とか、男は・・・とか書かれていると、
どうしても私の実体験には、そぐわないのです。

仕事を理由に、家庭や子供に目を向けない人は、
何も男ばかりじゃないですからね・・・・・・共働きも多くなった、昨今は・・・

ですから、私よりも少し上の年代には当てはまるネタも、
現在、結婚生活で苦労している20~30代には、少し違和感があるかもしれません!?

そして要点として結婚生活においても、ストレスコントロールが肝心なのですが、
「視点を変えてみる」ことと「少欲知足」という言葉に収束していきます。

えぇ・・・もっともでございます。
男である私も、何度かこのブログで記したことでございました。

またタイトルとしては、目を引くことが一番ですから、
あげつらっても仕方無いのですが、そもそも結婚に嘘も真もありません。
何が本当なんて、どこにもない時代です。
多様化した価値観が跋扈する時代には、どれも本当で、どれも嘘です。
パートナーに対して、嘘だと、裏切られたと感じるならば、
見抜けなかった己の盲目さを恨むしかないのです。

読書としては、残念なことに私の胸中をかき乱しただけでしたが、
「視点を変える」ことと「少欲知足」は結婚生活の秘訣だということには、
お墨付きを頂いたような気になったのでした。


そして蛇足になりますが、

自分ことしか見えず・・・欲張りであったのなら・・・

それはパートナーが可哀相と言うことでもあるわけですな。あぁ・・・失敬。

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by ambitious-n700 | 2017-04-28 11:04 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

神社巡礼の記録24(井草八幡宮)


暖かい日が多くなってきたので、久々のサイクリングです。
先日、鉄道だと少し不便な立地だったこともあり、
自宅から井草八幡宮まで1時間強、ペダルをこいで参詣してきました。

井草八幡宮は、青梅街道沿いの大きな朱色の燈篭と鳥居が目印です。
杉並区の練馬区寄りにあるのですが、結構広い敷地でした。
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参道は道幅も広く、脇には大きな広葉樹が立ち並び、
四十雀の囀りが響いていました。
私はパッと見た瞬間に、明治神宮の参道を想起しました。

ですが、やっぱり少し交通が不便なのでしょうね、
お宮参りのご家族二組を見ましたが、
観光がてらに訪れる人は、あまり見当たりませんでした。

しばらく参道を進むと、朱色の楼門。
そこをくぐって、手水舎で清めます。

私は拝殿の前までに進み、神恩感謝をささげます。

そして、授与所で御朱印を受けました。

拝殿ですが、鳥居や楼門とは違い朱色ではありませんでした。
なんだかアンバランスだなぁ~と思いつつも、
あとで調べてみますと、
拝殿の奥に古い木造の本殿があって、それはどうやら朱色とのこと。

また、創建当時は春日社だったのが、
源頼朝公が奥州征伐の戦勝祈願に訪れたことを機に、八幡宮となったらしい。

さて何のことか?
私はいまひとつわかりませんでしたが、ピンっと来た人は博識です。

朱色の印象的な春日大社ですが、
全国にある春日社は、そこから春日神を勧請した神社です。
その春日神は「武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神」の四柱で、
対して、八幡宮は八幡神ですから応神天皇となります。
どちらも武運のご利益がありそうで、戦勝祈願には適している気がします。

しかしながら、春日神は藤原氏の祖神といわれていて、
源頼朝公が征伐する相手方は、奥州藤原氏ですから、
相手方の祖神に対して、戦勝祈願をするわけにはいかなかったのだと思います。

ここまで調べて、私はようやくこの変遷に合点がいったのでした。

また、頼朝公が井戸を掘り当てるのに、水が湧き出るのが遅かったらしく、
「遅野井八幡宮」とも言われています。

境内は、他に摂社や神楽殿などもあり、
珍しいところでは「力石」が残されていました。
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軟弱者の私には、もちろん、どれも持てません。

私は、一旦、東参道の鳥居までゆっくり廻りましたが、
平日の昼間であったためか、寂しいくらいに静謐でした。
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そして北参道の鳥居まで戻って、摂社の浅間神社と富士塚も拝みました。
こちらの富士塚は、以前に訪れた品川神社の富士塚などとは違い、
こんもりとした小さな富士塚でした。


帰路も、当然に自転車だったわけですが、
往復したら2時間以上のサイクリングで、
私には、なかなか良い運動になったでした。


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by ambitious-n700 | 2017-04-24 09:37 | 神社仏閣 | Comments(0)

映画「沈黙-サイレンス-」鑑賞

映画「沈黙-サイレンス-」鑑賞

この映画が話題になったのは今年の初めでしたが、
ようやく先日、鑑賞することができました。

原作は、遠藤周作氏のキリスト教文学の傑作とのこと。
江戸時代のキリスト教弾圧が題材です。

「PG-12」指定がつくのも納得する、なかなかエグイ内容でございました。
もう一度見たいかと問われたら、お断りしたいです。
ですが、心に爪あとを残す作品といわれれば、その通りですし、
語り継ぐ価値のある映画だと思います。

※以下、ネタバレ危険※

私は「鎖国」「踏絵」に代表されるキリスト教弾圧について、
鑑賞前に改めて少し勉強を致しました。

江戸、鎖国時代の宣教師としては、最後になる人が主人公です。
そしてストーリーは、宗教弾圧を受けて、
強制的に棄教してしまうというだけの話です。

しかしながら、そこに関わる人たちの苦悩を通して、
多角的な視座に立ち、多くのことを表現しています。

私は見ていて、早々にダーウィンの言葉を想起しました。

「最も強い者が生き残るのではなく、
 最も賢い者が生き延びるのでもない。
 唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」

司教のみならず信徒も含め、
強い信仰心を持つ者は、踏絵ができずに厳しい弾圧を受けるが、
踏絵をしてしまう者は、変化を受け入れて生き延びることができるのだと・・・

また、強い力は、大きな波風を立てるが、
弱い力では、小さな波風しか立たないものです。

強すぎる信仰心も然りで、周囲に大きな影響を与えるということは、
裏を返せば、大きな災禍となり得るのでしょうね。

ですから、もしかしたら弱い信仰心こそが、
世の平安には、むしろ近道なのかもしれないと思うのでした。


そして信仰心の強弱にかかわらず、
また、その状況にかかわらず、崇める神は沈黙しています。

果たして、そこに救いはないのでしょうか?

この映画を見て、
私は「沈黙」こそが、きっと「救い」なのだと感じたのです。

真理があるとして、それを開示してしまえば、
真理を求めることはできません。
自ら考えて判断する力は、残念ながら、そこには生まれません。

時の流れを我々人間が生きていくには、
自ら考えて判断する能力は必要不可欠なのですから、
それを奪わぬために、
どうやら真理は隠されているのではないか?と思ったのです。

また、正しい選択肢があるとして、
それを示さないことの方が、きっと救いになることもあるでしょう。

「たられば」の仮定の話をしても仕方ないとは、よく言いますが、
現実に失敗を感じた者には、
「別の選択をしたら、こうではなかった」と思えることは、
大いに救いのある話ですからね。

絶対的な真理が開示されてしまえば、人々は求道することを失い、
真理から外れた者は、外道として一生の烙印を押されかねません。

きっと真理らしいことに近づけても、
真理は隠されているからこそ、良い按配なのかもしれないと・・・思うのでした。


あぁ・・・映画から話がそれてしまいましたが、
「布教」と「改宗」についても、感じたことを書きたいと思います。

映画のあらすじだけでは、あたかも「布教をする主人公」は善(被害者)で、
「改宗を迫る役人」が悪(加害者)のように思えるかもしれません。

しかし名匠スコセッシ監督は、そんな単純化した構図だけを描いてはいません。
対峙する人々の背景も、深く考察しているように思います。

実は、布教も改宗も、他者へ宗教を与えることに違いはありません。

違いがあるとすれば、
すでに他者が何かの信仰をしているか、ないかでしょう。
まだ、信仰がなければ布教や洗礼と言えるでしょうし、
すでに他の信仰があれば、棄てて改宗と言えます。

改宗を迫ることが、全て悪いと言うのなら、
年端も行かぬ子の意志を、確認しないままに、
洗礼してしまうことを、是と言い切れるでしょうか?

また、時代のスケールをもっと拡げて「島原の乱」まで捉えれば、
江戸幕府にとって、キリスト教は排すしかなかったわけです。

「島原の乱」を鎮めた将は松平信綱公ですが、
これに使えて、のちに、宗門改めの任についたのが井上筑後守です。

映画で描かれる、残虐非道の所業も、
より沢山の戦死者を出した乱を鎮めた井上筑後守にしてみたら、
目をつぶらざる得なかったのではないだろうか?とも、考えられるのです。

大航海時代には、世界各地で奴隷制度が多く生まれましたが、
当時の日本は、キリスト教禁止と鎖国政策で植民地支配を免れたと言います。
江戸「太平の世」といえども容易ではなく、
日本統治の為の宗教弾圧であり、鎖国だったと思われるのです。

この作品でも、描写は決して多くはありませんが、
その辺もキチンと抑えてあったと思います。


また、「神の御子」≒「サン」≒「太陽」≒「大日」と言うくだりや、
「南無阿弥陀仏」の読経のリズムも、作品にうまく溶け込んで、
宗教の違いは、普遍性を脅かさないことも感じることができました。

日常においては、他者との価値観の相違に腹を立てがちですが、
もっと目を向けるべきは、同じところや普遍性であって、
表層的な相違よりも、理解しあう姿勢が大切なのだと、
この作品は伝えているように思うのでした。


さてそして、井上筑後守を演じたイッセー尾形さんですが、
昔から私の好きな役者さんでございます。
今は所属していた事務所を離れ、映像の仕事が増えいているようです。

15年以上前になりますが、原宿のクエストホールでの芝居を観た後に、
ロビーでサインと握手をしてもらった想い出があります。

今度は、漫画家北沢楽天が題材の映画に主演されるそうです。
そして驚いたことに、その妻を演じるのが篠原ともえさんとのこと。

数少ない握手を交わした芸能人が、共演すると聞いて、
私は、なんだか胸が躍る気分でございました。


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by ambitious-n700 | 2017-04-21 15:07 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

「峠うどん物語」読了


「峠うどん物語」上下巻を読み終わりました。重松清さんの作品です。
いいですね、以前に読んだ「その日のまえに」といい、
重松ワールドは私と相性がいいのかもしれないと思いました。
まぁ内容はちょっと暗いけどね。

タイトルどおり、峠にあるうどん屋さんのお話ですが、
店前に斎場が出来てしまい、そこに訪れる人間模様を描いた作品です。
そして、人前で涙を見せることが殆どない私には、ぴったりの物語でした。

葬儀の場で、人の死を前にして、
涙が出せない人たちの心の機微がテーマです。

涙が出るほど悲しめればいいのだが、泣いてもいられなかったり、
もしくは、それほど近しくなかったりして、
漫然としたやるせなさを抱える者に、優しさを投げかけています。

心の中の弔意の強さなんて、やっぱり言葉では計れません。
自身が持つ弔意ですら計りかねるだろうから、
葬儀と言う形式をとって、人々は気持ちを落とし込み、
整理をつけていくものかもしれません。

また立派な葬儀であっても弔意がなければ、それは形骸化してしまうだろうし、
むしろ故人に対して、明確な弔意があるならば、
葬儀に参列できなくとも、人それぞれの弔い方で良いのかもしれません。
そんなことを思いました。

まぁ、型から入るのもよし、型に囚われずともよし、
まずは何よりも、向き合うことが大切なのだろうと思うのでした。


題材は湿っぽいですが、努めて軽く描いている配慮もあって、
相変わらず、私の涙腺は刺激されることもなく、
ほんのりと心に感動を与えてくれる良い作品でございました。


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by ambitious-n700 | 2017-04-16 11:37 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

★花見★2017


お花見シーズンですね、
私は、ゆっくりお花見できなくて・・・職場近くのサクラは切られてて・・・
さらには休日だってのに、頼まれごとで自由がきかなくて・・・
こんな日常が、とっても、とっても、恨めしく・・・
寸暇を惜しんで、買い物ついでに、
ビャーと行ってビャーっと花見をしてきました。

ほぼ満開。パンジーと・・・ひこうき雲と・・・池と・・・
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by ambitious-n700 | 2017-04-07 15:53 | 時事 | Comments(0)