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晴れやかなる四十路へ!

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「そして生活はつづく」読了


星野源さんのエッセイ集です。読み終わりました。
昨年「恋」もヒットした紅白出場歌手で、
大河ドラマにも出演なさった芸達者なお方でございます。

他の人のレビューでも、引き合いに出されてましたが、
大泉洋さんのエッセイと似た色合いを感じるには感じました。
ですが、やっぱり同じではなく、私は違和感も感じたわけでございます。

情けない部分をクローズアップして、
身もフタもないエピソードを笑いに昇華している所は似てますが、
私には、大泉洋さんの方が自然体なダメさ加減に映ったのです。

大泉洋さんは下積みというか、全国区になるまでが長いでしょ?
全国区になって売れたとしても、あまりスタンスを変えないし、
チカラの抜けた自然体なところに魅力を感じます。
そして、エッセイも16年を綴ったものでしたが、
対して、星野源さんのエッセイは連載1年程度をまとめたものでしょ?

1年で書けてしまう所に、著者のすごさがある・・・と思ってしまいます。

星野さん、ドッカンドッカン売れてるし、多方面でキチンと頑張ってるし、
頑張りすぎが祟って病気にもなったらしいから、
頑張れない私とは住む世界が違うんだなぁ~と思いました。

認めたくないけど、私としてはきっと妬みでしょうね。
いくらお下品でくだらない言葉を並べてみても、
頑張れるんですもの、立派だなぁ~と思います。

格好が良いものに憧れて素直に頑張れることも、著者の良さでしょうが、
すぐに弱音を吐いちゃう私は、他人を憧れることすら拒絶してしまうし、
共感よりも、やっかみが芽吹いたのでございます。

星野源さんが作り出す、POPな音楽も、コミカルな芝居も、
どちらも心地よいとは思います。

でもね、やっかみ半分で好きになりきれない、
まぁ、なんとも残念な自分を知る読書であったのでございました。


by ambitious-n700 | 2017-02-24 16:18 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

神社巡礼の記録22(牛天神北野神社)


立春も過ぎて、梅が見頃の時期ですね。
梅といったら天神さま、飛梅伝説の菅原道真公です。

昨年は湯島天神へ参詣したので、他の場所はないかと調べますと、
亀戸と谷保を加えて、三大天神と呼ぶらしいです。
亀戸は、昨年の藤の季節に訪れていて、
行ったことのない場所は谷保だけなのですが、ちょっと多摩へと下ります。
咲き始めの時期でしたから、多摩へ下ると、
気温とともに開花がズレていることでしょう。

では都心で、三大天神の他にはないかと探し出したのが、
この度の『牛天神北野神社』でございます。
b0090284_17065275.png
場所は文京区伝通院の近くです。地下鉄だと春日駅でしょうか。
とはいえ、今回の私は都バス1日券の移動でしたが・・・。

着いてみると、まず参道の石段脇に紅梅が目に入ってきます。
石段を登りきったところの鳥居をくぐり、
左手に授与所があり、右手にぐるりと回ると社殿正面に出ます。
その前にある手水で清め、狛犬と狛牛の間を進んで、神恩感謝を捧げてきました。

都心ですから、境内の敷地自体は決して広いわけではありません。
しかし、あちらこちらで紅梅の木々が咲き誇っておりました。
牛天神北野神社は、源頼朝公の縁が深く、
由緒となる『撫で牛』なる石も祀られておりました。
b0090284_17192981.png
私はお参りを済ませて、授与所で御朱印を受けます。
そして境内を出ようとしたら、梅の木にメジロがやってきてました。
しばらくシャッターチャンスを窺って、
何枚か写真を撮ったのですが・・・それがこちらです。
b0090284_17153805.jpg
ジーッとしてはくれませんから、こんなもんでしょう。※画像編集済

「梅にうぐいす」とはいいますが、
この故事成語には、色々と解釈やら認識に誤解が多いようです。
ウグイスは藪にいることが多いとか、花札の鳥はなんだとか、
メジロじゃないのか・・・とか、ウグイス色はどんなだとか、
書き出したら大変なんで、気になる人は各々・・・調べてね。

また飛梅伝説とは、大宰府へ左遷された道真公を偲び、
悲しさに桜は枯れてしまったが、梅と松は飛んで後を追ったお話です。
松は無念にも、途中までしか飛べなかったらしいけど、
梅だけが大宰府まで飛んで行ったそうです。

道真公が梅を愛でていたという代表的なお話ですが、
私も昔から、なぜか梅の花に心惹かれます。

春の訪れをいち早く告げて、見頃も少し長め、
出かけるにも計画が立てやすくて、観梅に行くことが多いです。
比べてしまえば確かに、華やかさでは桜ほどでなく、
枝ぶりでは松ほどではないにしても、
どちらも兼ね備えているように感じるところが、また良いですね。

おかげさまで、昨年は湯島の白梅、今年は牛天神の紅梅と、
行く機会に恵まれたのでございました。

by ambitious-n700 | 2017-02-18 17:52 | 神社仏閣 | Comments(0)

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」★原作読了★


「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」、
七月隆文さんの原作小説を読了しました。

うーん・・・私見ですが、映画で楽しむ方がやっぱりいいかな?
作者プロフィールに〈叙情的な物語を得意とする〉とあったのですが、
その通りだと思います。
映画化では、その叙情的なエッセンスを、
映像と音楽で磨きをかけたように思います。

確かに原作小説でも、
些細な心の揺らぎを丁寧に描いている作品だとは思います。
また、描きたいヒロイン像も目に浮かびます。
いやむしろ、それを描くためだけに、
こんなムチャな設定を創作したんじゃないかとすら思えるほどでした。
二人の恋愛に立ちはだかる試練を全て設定が担っています。

しかし、時間軸等をどうにか辻褄を合わせようとしている箇所では、
やっぱりちょっと読んでいて抵抗がありました。

万人受けするためには、やむを得ないとは思いますが、
設定の合理性なんて、もうどうでも良い作品でしょう。

絵画を見るように、恋の切なさを感じる作品だと思いました。

そして・・・出来すぎたヒロイン像は、やっぱり『いい女』で、
男性から見れば、きっと癒しでもありましょう。

しかし、女性から見たら、妬みの対象にもなるような、
男が勝手な幻想を抱いているんじゃないよ!と、
一喝されそうな存在かもしれない・・・と、思うのでありました。


こうして、めでたく映画と原作を両方とも楽しみましたが、
いい恋愛なんて、やっぱり夢物語だな・・・と、
遠い目をしたくなる自分がいるのでございました。


by ambitious-n700 | 2017-02-12 15:36 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」鑑賞※ネタバレ危険※

行ってきました映画館。
前述の「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」鑑賞しました。
レビューを残したいと思います。
できるだけ避けますが、ネタバレの可能性を否定できません。
これから作品を楽しもうと思う人は、承知の上でお読みください。


総評としては、良かったです。
そしてきっと、監督さんは並々ならぬ苦労だったと思います。
原作はまだ読んでいませんが、
この作品は映画の方があってるかもしれないと思いました。
それほど映画の良さを活かして仕上げた感じがします。

まず、厳しいことを書けば、設定が厳しいです。
ムチャです、矛盾だらけです、
でも、その先の展開や心理描写が珠玉です。そんな感じです。
白昼夢のような作品と割り切ったほうが良いと思います。

ヒロイン目線で観ていくと、さらに矛盾点は広がります。
主人公の男性目線で、細かい点を気にせず、
素直に鑑賞したほうが感動は深いだろうと思いました。

よせばいいのに、タイトルから前知識を多少いれちゃったものだから、
私はヒロイン目線で、物語とその設定を懐疑的に見てしまいました。

これがよくありません、サラーっと疑問を疑問のままに、
理屈をすっ飛ばして、感性で受け取るべき作品ですね。

そう思うと、原作を字面で考えながら読むよりも、
映画で、考える暇を与えず、
強引にムードで押し切った方が適している作品だと思ったのです。

原作をこれから読むつもりではいますが、私のこの予想を超えた、
映画とはまた違った良さのある仕上がりであって欲しいものです。


さて結局、冷血人間のような私は落涙をしなかったわけですが、
途中で身体の代謝はあがり、スーツの上着は暑くなって脱ぎました。
ですから少し胸がつかえるような感情の昂ぶりはあったのだと思います。

いつぞやの私は「別れはいつも突然だよ」と嘆いていました。
呑み屋では「でも、出会いも突然だよ」と返されたこともありました。
作品テーマとしては、一期一会で、
その一緒にいられる時間を大切に過ごしましょう、という普遍のテーマです。

考えてもごらんなさい、ひとつの恋を失くした時、
デートなんて数えられる位しかしてないことの方が多くありませんか?
デートでなくても、子連れの家族旅行であっても、
それが、いつでも、いつまでも繰り返せるものではありません。

思ったより機会って少ないんですよね・・・幸せな時間って、そういつまでも続かない・・・

「幸せは過ぎた所にある」という言葉を聞いたことがありますが、
もう手の届かないことを知ってから、
その大切さに気づくのではやっぱり勿体ありません。
いくつかの別れを経験して、私もしみじみと一期一会を感じるようになったのです。

そんなテーマを扱ってくれるから、
やっぱり間違っていなかったんだと自己肯定感を得まして、
めでたく映画鑑賞で、心のデトックス完了です。(^^ゞ


また、新しい気づきとしましては、
「想い出を共有できないとしても、めげちゃいけないな」
というところでしょうか?

現実の話に戻りますが、
私の嫁さんは、美味しい食事へ連れて行っても、よく忘れるんだよね。
どこへ行って、何を食べたかを、あんまり覚えていないんです。
高価な洋菓子をプレゼントしたとしても、時が経つと思い出せないんだよね。

例えこっちが覚えていても、相手が忘れているとガックリきませんか?
もうね、認知症の介護じゃないんだから、
気持ちをのせた想い出ほど、忘れられるとその脱力感は相当です。
張り合いがなくなってしまいます。

確かに、想い出として覚えていてくれたら、それが一番ですが、
相手に忘れられることに怯えて、または、気が削がれて、
せっかくの機会をないがしろにしても、
それはそれで、いけないなぁ~と観てて思いました。
まさに、一期一会を忘れちゃいかん!?
その場限りでも仕方がないと、寛容な姿勢も必要なのだと思ったのです。


また、絵や写真、このblogもそうですが記録って、
未来の自分や相手に対しての贈り物になるのだなぁ~と思いました。

残念なことだけど、時がたてば、記憶も想いも風化してしまいます。
けれども見返すことのできる記録にしておけば、
未来の自分たちへ、その想いを贈ることができるわけです。

そんなワンシーンを見ていて、
blogやってるオレ、正解!って感じで、ひとりで悦に入ってました。


他に、野間口さんのキャスティングが贅沢だなぁ~と思ったことと、
万世のビーフシチューでも食べたいなぁ~、
だけど、近所のたこ焼で我慢だなぁ~と思ったことと、
小松菜奈さんって、キスシーン多いんだよなぁ~と思いました。

取るに足らない突っ込みどころが、まだあると言えばありますが、
なかなか楽しい映画鑑賞でございました。
by ambitious-n700 | 2017-02-05 13:36 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

映画感涙論

えぇ、迷っていますとも、映画を観に行こうか行くまいか?
行ければ、行きたい、良い作品に出会いたい。

同世代の仲間2名が涙したらしい「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」が、
絶賛公開中である。タイトルを見ただけで、
明日のきみとはデートができないのだろうな、とは思いました。
病気か?タイムリープか?それが何だか知りませんがね。

とはいえ、昨日も、今日も、明日だって、デートの約束すらない自分が、
デートの相手すら居ない自分が、果たして観る価値があるのでしょうか?
冴えない中年男性が、独りで恋愛映画!?
一緒に行く人を見つける方が先ではないかと、言われそうであります。

いやいや冴えないからこそ、仮想現実に逃げこむ価値ある作品かもしれないし、
仮想現実でケーススタディを学ぶべき作品なのかもしれません!?

そして、いままで映画で涙など流したことのない私です。
見てみたい、でも、きっと私は泣けないのだろうな・・・と思うと、
自身が、えらくひどい人間のように思えてきます。

涙活?感涙デトックス?涙腺崩壊?
どれもこれも、私には縁遠い言葉でございます。

親の死に目でも、その葬儀でも、涙をしませんでしたからね。
気を張って堪えている感覚はあったので、
気を緩めれば落涙する可能性はあったのかもしれません。
ですが残念ながら、気を張らずに居られない性分なのでございます。

とはいえ最近でも、足の指をぶつけた時は激痛で涙した記憶はございます。
大あくびをしたときにも、涙している場合があるとは思います。

記憶がある限り、感情が昂ぶって涙したのは、
おそらく20年以上前、就職活動のときに遡ります。

マスコミ業界を狙って就職面接を受けまくって、
50社あたりから受けた会社を数えなくなった時、
酔いどれて、悔しくて涙を流したのが最後だったと思います。

若かったね、頑張れば頑張るほど、悔しさは増すばかりで、
いつまでも内定がもらえなければ、当然に承認欲求は満たされず、
自己否定をされているようでありました。

そういえば、私は失恋して泣いたこともないように思います。
いや、心で泣いても、
眼から涙が出たことはない、といった方が正しいでしょう。
キチンと未練がましく傷心はすることはするのだけれども、
私の涙腺が失恋で機能した記憶がありません。

さてそんな私が、果たして観に行く価値ある映画でしょうか?
前評価でハードルをあげたら、それほどでもないことは良くある話だし、
観てないのに、あーだこーだいう資格は当然にないしなぁ、
どうせ観るのなら、原作まで読んで楽しみたいものだし・・・っと、
煮えきらないまま鑑賞チャンスを模索する日々に、
ふと、私は何で映画を観ようとしているのだろう?と、疑問に思ったのです。

この作品に限らず、私がいままで映画を観てきたのは、
いったい何のためだったのだろうかと・・・。
観る価値云々の前に、自分は何を基準に映画を観ているのでしょう?

とりあえず、私の心に残っている、もう一度観たいと思う作品を並べてみました。

「日の名残り」「菊次郎の夏」「ブルースブラザース」「おくりびと」、
アニメなら「銀河鉄道999」や「となりのトトロ」かな?
エンタメ要素なら「酔拳」や「交渉人」、
恋愛ものなら「いま会いにゆきます」が良かったね・・・まぁ現実は別として(>_<)

ふーむ、なんで良いと思ったのでしょう?作品を観て私は何を得たのでしょう?

娯楽性といってしまえばそれまでなのですが、先にあげた作品を眺めると、
やるせなさや難題を抱えつつ、思いやりを持って、立ち向かう主人公に、
おそらく勇気や自己肯定感に似たものを感じていたのでしょう。

ストレスフルな生活を送る中で、
くじけたい、なまけたい、逃げ出したい弱い自分に、
応援とも慰めともなる自己肯定感を得たかったのでしょうね。

私にとって良い映画との巡り会いは、きっと癒しなのでしょう。
休日に癒しを得る、そのひとつに違いなかったのです。
私にとっては、涙が流れなくても充分デトックスだったようです。

さぁ、落涙するかはわかりませんが、観てみぬことには評価も出来ません。
良い作品と巡り会うために、これからも映画館へ行こうと思うのでありました。
by ambitious-n700 | 2017-02-03 17:04 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)