晴れやかなる四十路へ!

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「陰日向に咲く」読了

「陰日向に咲く」読了しました。

10年前の出版ですね。劇団ひとり氏の著作です。
もはや私には芸人さんのイメージが強くて、
最初は、コント集を読んでいるようでした。

そして、山崎ナオコーラさんの作風を想起しましたが、
物事を捉える視点をコロコロと変えて、楽しませながら読ませます。

そんなエピソードの中短編5話を全て読了すると、
アレヤコレヤが紡がれていることがわかり、
悲喜交々の人生模様が浮かんでくる構成も魅力でしょう。

読みやすくて、嫌味なキャラクターも少なくて?
全体的におもしろかったのですが、なぜだか私の心に残りません。

確かに、おぉ~っと感嘆する場面もあって、
人の弱さや思いやり、そして、切なさ等も描かれているのですが、
どうしても、その個性や背景が特殊すぎて、
心に沁みるような深い共感ができなかったのだと思います。

読ませるねーとは思いますから、
エンターティメントとしては、良作だと思います。

作家志望の人なら、構成や伏線の張り方なんかは、
よい手本になるような気がしました。
魅せ方がうまい一冊ではないでしょうか。
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by ambitious-n700 | 2016-12-26 16:09 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

アニメ化「舟を編む」感想

今春に読んだ三浦しおんさんの「舟を編む」。
ノイタミア枠でのTVアニメ化、最終話を見終わりました。

辞書→言葉を題材にしている作品を、
どこまでその魅力を映像化できるのか?少し心配ではありました。

第1話から見始めて、まず思ったことは、もったいないシーンが多いことでした。
ちょっとした心の機微も確かに描かれているのですが、
番組の時間枠が限られている中でのことですから、サッと流れてしまい、
原作を知らなければ、きっと見過ごしてしまうことが多いように思いました。

原作の魅力を映像化で描き切るのは、確かに大変ですね。

とはいえ、最終話には幾つかの良い言葉が紡がれておりました。

第1話からの流れがあってだからこその想いが、
台詞の端々から浮かんでいます。なかなかいい塩梅です。

オープニングとエンディングの曲も、センス良くて、
キャラクターデザインも原作のイメージを違和感なく踏襲していると思います。

またおそらくきっと・・・最後に「エクレア」が出るあたり、
オープニング曲を提供した岡崎体育さんの持ち歌を、
意識しているのではないかと勘ぐってしまいました。

映像化では、原作の言葉を選び削ぎ落としてテーマを描き、
また、メディアミックスを意識した遊び心をどう加えるかで、
その真価が問われるようですね。
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by ambitious-n700 | 2016-12-23 10:55 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

映画「シン・ゴジラ」鑑賞

今更ながらといわれても、映画「シン・ゴジラ」を鑑賞してきました。
招待券利用です。おかげさまで、今後も映画鑑賞が増えそうです。

「シン・ゴジラ」は、いわゆるパニックムービーですね。
いざと言うときの人間描写が魅力でしょうか?
それとも、国難への安全保障の警鐘でしょうか?

先日、私も参詣した品川神社もロケ地のようでしたし、
実際の地名などから、臨場感にも配慮されてました。

しかしながら、政治家や役人が、
廊下を忙しなく歩く姿や会議のシーンが多いのは、
仕方がないにせよ、映像的な魅力に乏しかったですね。

「GODZILLA」「荒ぶる神」との台詞から、
「シン・ゴジラ」の【神】と【新】の掛け言葉。
エヴァンゲリオンで名をあげた庵野監督らしく、
言葉のもつイメージを効果的に演出に利用しているようでした。

作品全体としては、飽きもせず楽しめたのですが、
厳しく言えば、映像ならではの面白さについては、
ちょっとシーンが少なかったかなぁ~と思うのでした。

他にも自然科学の分野やゴジラへの対策方法、女優陣のメイクの差についても、
突っ込みどころを感じなくはないのですが、そこはそこ、フィクションですからね。

そしてリスクに対しては、意識を向けることが大切だと再認識させられました。
想定外と言われる事をどこまで想定するかで、被害は減らすことができます。

「距離を取る」「避難する」ということは、最大かつ効果的な防御となり、
「思考停止」と「現実逃避」が、
いかに非生産的で事態を悪化させることかがわかります。

また、ゴジラの視点から見れば、
ただ移動しただけ、火の粉を振り払っただけですが、
人類から集中砲火を浴びて、虐められてしまします。

ゴジラには善意も悪意もないので、人類における災難として、
現実にある自然災害や人災(原子力災害)などに代わり、
シンボリックに描かれているのだと思いました。

音楽や題字からは、
昭和の時代から続くゴジラシリーズへのリスペクトがあって、
私には、現代で紡がれたひとつの神話性を感じる作品でありました。

そして忘れてはならないのはエンドロールです。
やたらとキャストとクレジットが多いです。なぜでしょう?

それはきっと・・・ゴジラは、
多くの人を団結させる存在だからに違いない・・・と、
私には思えて仕方がないのでした。
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by ambitious-n700 | 2016-12-18 10:19 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

【東京十社】巡礼総括


昨秋から始めた神社巡礼ですが、ようやく東京十社を巡りました。
印象の強い順にあげますと・・・。

山王日枝神社、赤坂氷川神社、白山神社、神田神社、亀戸天神、
根津神社、品川神社、王子神社、富岡八幡宮、芝大神宮でしょうか?

巡ってみると神社の色合いがやはり違いますね。

決してランキング付けと言うわけではないですが、
お祭り等の町文化の色合いが強いと、私は少し落ち着かないようです。

参詣する時期も違えば、印象もまた違うのでしょうが、
文化的に一番時代と街に溶け込んでいたのは神田神社かなと思います。
秋葉原にも近く観光としての一面もあって、活気を感じました。

対して、木々の緑が多かったり、空気が透き通って感じると、
私は、なんとも言えない清々しさに、とても印象に残ります。

特に山王日枝神社は、格別でした。

さてこれで東京五社と東京十社を巡りましたが、
まだ参詣していない有名な神社は多いので、
無理のない程度に続けてみようと思うのでした。
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by ambitious-n700 | 2016-12-17 13:29 | 神社仏閣 | Comments(0)

「あん」読了

「あん」読了しました。
ドリアン助川さんの文芸作品です。ただの本ではありません。
作者の想いが聞こえてくるような文芸作品です。

映画化にもなっているようで、
樹木希林さんと永瀬正敏さんが出演してるらしいです。

全体として、とてもバランスの良い仕上がりだと思います。
四季を通じて物語りは進み、
目に浮かぶ景色とエピソードへ、心象がしっかり投影されています。

しかし意地悪く言えば、少し予定調和で、
私には、先の展開がわかってしまうところもありました。

また、どのように映画化したのか知りませんが、
映像が伴わないゆえに、イメージが拡がるところや
映像が伴わないゆえに、描写できる事実を取り扱っており、
文芸ならではの良さを活かしているようでした。

ジェンキンスさんの「告白」を読み、また、この「あん」を手に取ったことは、
やはり恵まれた環境に自身がいることを感謝せよ!・・・と、
誰かに言われているようでならないのでした。
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by ambitious-n700 | 2016-12-14 10:46 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

神社巡礼の記録18(富岡八幡宮)

東京十社の巡礼、最後の一社となりました。
門前仲町の富岡八幡宮へ参詣してきました。

深川八幡ともいわれるようです。
深川不動尊と近くにして鎮座してございます。

門前仲町の駅から徒歩で5分程度の距離でしょうか?
実のところ私は迷ってしまい脇の参道から境内へ。

手水舎には(つがい?の)金の鳳凰が水をたたえていました。
まずはお清めをして、社殿で神恩感謝を捧げます。

師走に入っていたためと思いますが、
大祓の形代が賽銭箱の前においてあったので、
ご縁を以て、お願いをしてきました。

また、授与所にて御朱印も授かります。
めでたく東京十社の御朱印がそろった瞬間でした。


その後にゆっくり境内をまわっていると、
ひとりの女性に声をかけられて・・・
まぁ記念撮影のシャッターを頼まれただけですが・・・。

社殿(≒神様)に向けての撮影は、
自粛ルールを科していたのにもかかわらず、
成り行きに流されて、断れないまま応じてしまいました。

どうなんでしょうね?神社での写真撮影。
不敬になるのでしょうか?

そもそも他人様や芸能人などでも街中で断りなく撮影するのは、
プライバシーや肖像権の侵害で不敬になりますでしょ?

それに準じて、神様との意思疎通は直接に出来ないにしろ、
私は撮影する際は気持ちのうえで断りを入れますし、
できるかぎり社殿正面からの撮影は自粛しております。

しかしながら、今回は想定外に人から頼まれてしまい、
それを説明するのも、無碍に断るのも、
私の気持ちの上でハードルが高く、
何が何かわからぬままにシャッターを押したのです。

果たしてこれで、よかったのだろうか?
どうぞ八幡様には、
寛大な御心で許していただきたいと願うばかりです。
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また、正面鳥居の近くに色づいたイチョウがあり、
その下に伊能忠敬の像がありました。
地図を作った偉人は深川の出自なのだそうです。

なかなか絵になっておりました。
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あまり長居ができなかったのですが、
年の瀬も迫って、門前仲町の街は賑やかで、
寺社と人々の調和の取れた空間を楽しんだのでございました。
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by ambitious-n700 | 2016-12-11 10:53 | 神社仏閣 | Comments(0)

旅先のイラッ!

昨夜、夕食時に流していたテレビ番組で
「(女性が男性に感じた)旅先でイラッとしたこと」を、
ランキング形式でクイズにしていました。

結果は、
1位「寝てばかりいる」
2位「自分勝手に行動する」
3位「計画を立ててくれない」
でした。

嫁さんが、思い当たる節がありすぎて苦笑していました。

年末年始休暇がもうすぐですが、
我が家では、私が旅の計画から切符の手配まで済ませてあります。

また、旅先でも朝の起床は私が一番早く、
出発が遅れるのは・・・起きてこない家人が原因のことが多いです。

そのうえ・・・あぁ・・・嫁さんの名誉のために、これ以上は自粛しますが、
自分勝手な行動も本人の自覚があるようでした。

我が家では、女性側と男性側の立場や苛立ちも、
まったく逆として成り立つわけですな。

テレビの演出が悪いのでしょうか?
ステレオタイプのデータアンケートが悪いのでしょうか?
あるあるネタも、文化と価値の多様性から、
一概に言えないことが多くなったのかもしれませんね。

そして、よくよく耐えてるな・・・と、
せめて自分を褒めてあげようと思うのでした。
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by ambitious-n700 | 2016-12-07 11:17 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

「西の魔女が死んだ」読了

「西の魔女が死んだ」読了しました。梨木香歩さんの著作です。
新聞記事で、中学生に読ませたい本ランキングに入っていました。
タイトルにも目を惹かれ、どんなものか手に取ったのであります。

読了後、児童文学の作家さんと知りまして、
なるほど中年オヤジの私には、もの足りなくて当然と納得しました。
少女が主人公ですから、なおさらに共感しかねました。

しかし、それでも高校生の子を持つ親ですから、
教育的に気をつけておきたいことや、納得できることが、
そこかしこに散りばめられていることがわかります。

思春期特有の苛立ちには、繊細さに理解を示しつつ、
本人が考え決断するまでの成長を寛容に見守らねばなりません。

それには、自然の中に身を置くことは確かに良いのでしょうね。

厳しさと美しさが混在し、うまく行かずに苛立ってみても、
自ら立ち上がらねば、事は始まらない。

決断し行動を起こす自立心を養う場にはもってこいなのでしょう。

もはや少女の主人公視点に立てない自分ではありますが、
見守り育てる側に立って、深く読み込めば、
まぁやっぱり思春期の子をもつ親は大変だなァ~と思いますし、
また、大変だなァ~なんて思っているようでは、
子にとって見れば頼りなく映るのだろうと、自身を不甲斐なく思います。


またこちらの本で、規則正しい生活の大切さを再認識でございます。

規則正しい生活の大切さをわかっていない人がいるならば・・・、
まぁ昔の私も含めてのことですが、苛立ちや悩みに対して、
規則正しい生活が解決の糸口になるかも知れないと、伝えたい。

それがどうして事の解決になるのか、一見わからないだろうけどね。

きっとルーティン、昨年、流行った五郎丸選手のルーティンと同じで、
生活リズムができあがると、エラーを減らすとともに、
ちょっとしたノイズにも対応できる余力が持てるのだと思います。

余力を持てると、大方の苛立ちは減るんだよね。
悩みがあっても、追い込まれるより向き合うことができるんだよね。

私自身も、偉そうにいえるわけではなく、
遊びに夢中になったり、育児に振り回されて、
生活リズムを崩して余裕のない時期がありました。
それに破滅的な快楽に溺れるのも、また一興だと思うこともあります。

しかしながら、どうにもこうにも体力的に、
リカバリーが大変な歳になりまして、
日常生活の大切さをしみじみと感じるのでありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とはいえ余力ができると、
また、無茶な遊びに惹かれるのが常なのですがねぇ~。
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by ambitious-n700 | 2016-12-05 10:57 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

神社巡礼の記録17(王子神社)

秋も深まり東京の紅葉も見頃を迎えた時期でした。
王子にある飛鳥山公園には、
春の桜と、梅雨の紫陽花を愛でに行ったことはありました。

今回は飛鳥山の紅葉も少し期待して、王子神社へ参詣をしてきました。

まずは、JR王子駅から音無親水公園へ。

親水公園の脇から階段もあったのですが、
正面鳥居を目指すべく素通りして、北区区役所第二庁舎方面へ。
第二庁舎の向かいが王子神社正面でございます。

そして正面鳥居の前には、立派な社標と石燈篭がありました。
鳥居の奥には社殿も見えます。
いずれも大きく立派な造りで、
都内の境内敷地を思ったら、珍しい程だと思います。
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鳥居をくぐり、右手の手水舎でお清め。そして社殿で奉拝。
脇の授与所で御朱印を授かりました。

ゆっくり境内を周ると髪の祖神「関神社」がございました。
百人一首で有名な蝉丸公が御祭神です。
髪にまつわる神社は珍しいそうで奥に毛塚もありました。

歳とともに生えぎわの後退が気になる私も、
キチンと参拝をしてきました。

ほかに大銀杏は、先ほどの親水公園側に抜ける通りに、
その姿を見ることが出来ました。
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私は参詣を済ませて、そのまま飛鳥山公園を目指します。

だが、しかし・・・車道の向うに飛鳥山公園は見えるのですが、
横断歩道は離れていました。

JR王子駅、王子神社、飛鳥山公園と行こうとすると、
高低差があるわ、横断歩道は少ないわで、
多少の不便を感じるかもしれませんね。

歩道橋もありますが、車椅子利用者にはよりハードなことでしょう。

そんなことを思いながら、ぐるーっと周って飛鳥山公園へたどり着き、
園内で目に付いたのは、キレイに色づいた一本のモミジでした。

桜の名所だけあって?紅葉する木々は、存外少ないのかもしれません。
そのあとパークレール「アスカルゴ」で降りて退園まで。
「アスカルゴ」は利用無料で、エレベーターと同じ扱いなのだそうです。
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まだ時間もあったので、もの足りない私は、
音無親水公園に戻って、石神井川をさかのぼるように散策。

石神井川沿いで出会ったユリカモメと紅葉の写真を撮って、
板橋駅から帰路に着いたのでした。
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by ambitious-n700 | 2016-12-02 16:42 | 神社仏閣 | Comments(0)