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晴れやかなる四十路へ!

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『約束』読了

夜回り先生こと水谷修先生の著作です。
以前にも、水谷先生の本は読んだことがあったのですが、
今回の『約束』はちょっと特殊な事情の本です。

水谷先生と、
ひとりの少女とその家族の想いをカタチにした本ですね。

悲しくも起きてしまった現実の存在と、
同じような過ちを犯さないように!と訴える気持ち、
そして、鎮魂の願いが伝わってきました。

書かれている内容については、
それが現実で、受け入れる他にないのですから、
もう言葉もありません。

ただ願うなら、この本やこの現実に触れた人が、
手を差しのべる気持ちや勇気を、少しでも持てれば良いですね。
by ambitious-n700 | 2015-11-30 17:08 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

『君の膵臓をたべたい』読了

この本を手にする前に、二冊ほど著名な人の本を読みましたが、
いまいち心の琴線にふれることがなく、
このところ、良い本との出会いがないなぁ~と思っていました。
そこで久しぶりに、図書館で借りるのではなく、
書店でこの小説『君の膵臓をたべたい』を購入しました。

結果、良かったです。
下手な映画を見るよりもコストパフォーマンスも良いと思います。

『いま、会いにゆきます』の映画を見たときと同じような、
してやられた感がありました。

テーマや心情も共感すべき箇所は多く、
言葉や表現も、かたくるしくなく読みやすいです。
それでいて、構成や展開はよく練られていて飽きもきません。

よくこれだけの言葉を上手くひとつの作品にまとめたなぁ~と思いました。

読後、他の人のレビューを見ましたが、まぁ賛否両論はありますね。
ですけれども、この作家さんは、
いろいろよく心得ていて凄いと私は思います。

確かに、ちょっと作為的な演出が鼻につくかもしれませんが、
そんな場合は、斜に構えた自身を一旦、棚上げして、
素直に楽しむことをおすすめしたいです。
それがきっと、作品がエンターテイメントとしても、
大衆に受け入れられる大切な要素のような気がするのでね。


また、この小説に出会う前に読んだ二冊の本も、
普遍的で大切にしたい言葉が記されてあったのですが、
大切な言葉ほど、言葉だけではなかなか伝わらないのかもしれません。

その文字の描写力をもって、その真意を表現しようとする小説って、
可能性は無限かもしれないが、容易いものではないな~と思ったのでした。
by ambitious-n700 | 2015-11-27 10:48 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

あぶく銭に宿る念

我が子が学校の課題で「賭け」について取りあげたらしい。
当たれば得をして、ハズれれば損をする。
参加するルールは簡単ですが、
ギャンブルが、時に嫌われる理由はなんであろうか?

以前、サイバースペースでのゲーム類が衣食住と関わらず、
実社会において、必ずしも生産的といえないと書いた記憶があるが、
ギャンブルも同様に、その閉鎖的なシステムの中では、
胴元と参加者の間で金銭の授受をしているだけである。

いわゆる寺銭的な外部への支払いがなければ、
作物ができたり、家が建ったり、衣服が織られたりする訳ではない。

そして、ギャンブルをすれば、
得をするか、損をするかのどちらかである。

損をするためにギャンブルをする人は皆無であろうし、
損をして悔しがれば、その分、得をした人が喜んでいるのである。


さぁ、ここからが問題で、
ギャンブルに誘う友人がいたとしたら、それはどんな存在か?

人が集まらなければ、ギャンブルは成立しないが、
果たして、誘ってくる人と一緒に喜びを分かち合えるだろうか?

規模が大きければ、一緒に勝ちを手にするギャンブルもあるだろうが、
そこに参加した見知らぬ誰かが、損をしているはずである。
まして、規模が小さければ、誘ってきた者も勝ち負けとなれば充分に敵となりうる。

ここで損をした者の視点に立てば、きっと悔しがる負の感情が起きることだろう。
負けが込んでしまい、ムシャクシャして、
だれ彼かまわず八つ当たりでもしたくなれば、どうだろう?
ギャンブルは負の因縁を作ることになりかねないのではないか?

勝ちを得た者が、もし、その利益に興じるだけなら、
裏を返せば、負けた者に怨嗟が生まれても、おかしくはないのである。


そして、お金はお金である。お金に色はない。
きれいなお金も、汚いお金もない・・・ハズだ!

だがしかし、昨今のテロしかり、格差社会しかり、
もし、マネーゲームの結果で貧富の差が広がったとしたら、
いたずらに、妬み嫉みを生産していただけなのかもしれないと、そら恐ろしく感じる。

WinWinの関係が成り立たないギャンブル。
そこで手に入れたお金は、負けた人の怨嗟が宿っているのかもしれない。
そのお金に宿ってなくとも、社会に害悪を放っているのかもしれない。

あぶく銭はパァ~っとふる舞え!勝ち逃げはいけない!なども、
負けた人の怨嗟を晴らすという意味では、確かに合点がいく格言です。

競馬(ギャンブル)で蔵を建てた人はいない、とも言いますが、
勝てば勝つほど、見えない怨嗟も一緒に背負い込んでるのではなかろうか?


こうして考えると、ギャンブルは社会に偏りを生んだとしても、
多くの人々にとって生活に生産的なものではなく、トラブルメーカーと言えるかもしれません。

まぁ、私は余暇としてのギャンブルまで否定しようと思いませんが、
それも負けて楽しめた!っと思えるぐらいで、
ちょうど良いのかもしれないと思うようになりました。

まぁ、それもこれも、歳をとってのことですけどね。
by ambitious-n700 | 2015-11-20 16:54 | その他 | Comments(0)

神社巡礼の記録1(東京大神宮、靖国神社、大国魂神社)

国産旅客機の試験飛行が成功しました。
三菱航空機に、零式戦闘機を製造したDNAが、
今なお健在ということでしょうか。

御朱印帳を手に入れて、はや半月。
護国の英霊を祭る靖国神社も先日、参拝してきました。

広い境内に入ると「永遠の0」の主題歌「蛍」が私の心中に流れ、
戦後、昭和天皇が訪れなくなった想いを愁う。
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境内にある遊就館では零戦や蒸気機関車が保管されていました。

また近くの東京大神宮も参拝しましたが、
平日にもかかわらず、二社とも参拝客は結構いましたね。

靖国神社は、年配者やスーツ姿の人も多かったのですが、
東京大神宮は、若い女性やカップルが多く、その特色がよく顕われています。

また、府中の大国魂神社にも行ったのですが、
こちらは北向きに社殿を構えていることを初めて知りました。

学生時代に東京競馬場の帰りに寄ったことはありましたが、
そこまで意識をしていませんでした。

神様は、太陽に向かって祀ることが一般的で、
北か西を背にして、南か東を向いていることが多いのですが、
大国魂神社では、そのむかし源頼義が、
東北へ神威を届かせるのために、わざわざ北向きに社殿を構えたそうです。

寺院で北向観音は知っていましたが、
北向の神社は、私が参詣したなかでは初めてかもしれません。

また宝物殿には大太鼓と神輿、家康ほか徳川将軍直筆の書状がありました。
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これで四社の印が集まって、御朱印帳を見返すと楽しいのですが、
ハマり過ぎるのも危険な誘惑の気がして、余計な迷いも生まれているのでした。
by ambitious-n700 | 2015-11-15 13:30 | 神社仏閣 | Comments(0)

「ノルウェイの森」読了

今年もノーベル賞候補に村上春樹氏の名があがりました。
では試しに作品を読んでみようと「ノルウェイの森」を読んでみました。
かつて、知人がおもしろかったと言っていた作品でした。

しかしながら、私とはあまり相性が良いと思えませんでした。残念です。

売れた作品らしいということぐらいしか認識しておらず、
その内容も当然に知りませんでしたが、好みじゃありませんね。

主軸となる話は、私から見れば、とても褒められたようなものでなく、
とりあえず厭世的で、やれるときにやっちまえ!的な主人公から、
青春時代の情愛と性欲、はたまた、虚無感や虚栄心などが伝わってくるのですが、
まとまりもなければ、不快になるものの連続でしかありません。

どうせなら西村賢太氏の「苦役列車」よろしく、
欲望の醜悪な所まで曝け出してくれた方が、むしろ爽快なのだが、
変に格好つけてスカしてます。
きっと私の育ちと、この小説の設定がかけ離れているためでしょうが、
女性読者層を意識したものではないのかと、邪推したくなりました。

また物語の構成は多角的な視点をもち、私が抱くような不快さも、
登場人物の言葉を借りて、アンチテーゼとして抜け目なく表現をされてはいます。
とはいえ、主軸の話が醸し出す、
全編を覆いつくすほどの負のオーラを払拭するには至りません。

そして後半になるにつれ、因果応報。
このツッコミどころを回収するように、主人公は不遇の境地に立たされますが、
最後の最後まで成長の兆しが見えない。

結局、消化不良で徒労感が残りました。

また私自身、著者が世界で評価されていることに自問自答しつつ、
世界はこれがいいのかっ!世間はこれがいいのかっ!
っと、自分の文学センスのなさを感じざるを得ませんでした。


とはいえ内容は好まずとも、反面教師的に気付きを与えてはくれました。

主人公は、性の快楽と虚無感の間を振り子のように行ったり来たりします。

虚無感のきっかけは、死によって投げかけられたものかもしれないけれど、
その癒しとして、性の快楽に身をゆだね、今度はその快楽だけに囚われてしまう。
そして、その快楽は一時のものでしかないから、
行為が終り快楽が過ぎ去れば、また、虚無感にさいなまれる。

時折、主人公は関係をもった女性の裸体や行為を想起しても、
きっと、その女性の気持ちにまで心を向けていないような気がしました。

読んでいて、やっぱり「身体」は人間の副次的なものだなと私は思いましたね。
人間が「心」と「身体」で構成されているのならば、
「身体」は、それだけではどうにもならない器であり、寄り代であろうということです。

たとえ、端整な顔立ちだとしても、綺麗なスタイルだとしても、
その「身体」に宿る「心」に目を向けなくては、長く人は付き合えないのかもしれない。

性の快楽が「身体」に対して「身体」で反応するのであれば、
優しさや思いやりという「心」を向けられたならば、
これも「心」で対峙しなければ、相手は反応しませんよね。

それが、自分のことがわからないっ!相手のことがわからないっ!
もっと気持ちを整理する時間が欲しいっ!って、
愚図ってるだけじゃぁ、いつまでたっても埒があかないってものです。

そして愚図ってるうちに、限りある大切な時間を無駄に過ごしてしまう。
まして一期一会、その人と一緒にいる時間なんて、
人生のなかでわずかなのだから、悔いなく過ごさなきゃならんはずなのに、
まったくもって、この主人公はわかっていない感じでした。


確かに人の死を前にして、残された者は悔いがないとは言えない。
けれどきっと、一緒に過ごした時間があったことを宝物に変えて、
生を全うするのが残された者の責務じゃないかと、私は考える。

まぁ20歳そこそこの設定ですから大目に見たとしても、
終始イライラする主人公でありました。
しかも、女に不自由してないし、スカしてるし、本当に癪に障る小説でありました。
by ambitious-n700 | 2015-11-08 11:13 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

オーダーを入れてくれ!

先日のラーメン店での出来事です。

いつものように味噌ラーメンの食券を購入して、
その店のスタンプカードとともに、オーダーをしました。

店主のおじさんはそれを受け取り、
しばらくして、押印をしたスタンプカードを返してくれました。

できあがるまでの時間、私は持参した本を読んでいたのですが、
後から入ってきたお客さんが、ひとつ空けて私のふたつ隣の席に座る。

本を読んではいましたが、しっかりと目の端でそれは認識できました。

いつもよりちょっと提供時間が遅いなぁ~と思っていると、
その後から来たお客さんにラーメンが提供される。

・・・ん?おかしい?もしや、忘れられているんじゃ?っと思い、
店主に「私のはまだか?」っと、ひと声かける。

キョトンとする店主。

私にオーダーを聞き返して、調理台に散らばっている食券を確認する始末。
 
確かに店内には八割ほどの客入りで、忙しかったことはわかるが、
すっかりオーダーを忘れられていたのです。

「これから作りますので・・・」という店主に、
仕方ないなぁ~と思いつつ、少し剣のある言葉で「お願いします。」と伝える。

さらにしばし提供時間を読書にて待つと、ようやく出てきた味噌ラーメン。

そして店主の謝罪の気持ちとともにサービスで、チャーシューと煮たまごがトッピング。

おぉうぉっ!・・・・・・言葉もない。

痛風予備軍のこの俺に、チャーシュー!
中性脂肪も高いこの俺に、煮たまごかぃっ!

もうね、心が穏やかじゃなかったですよ。
日頃、食べたくても食べないように努力している私を嘲るように、
どんぶりの上でチャーシューと煮たまごが鎮座しておりました。

オーダーミスに、喜べないトッピングのダブルパンチで、
もやもやと複雑な心境のまま、私は頭は思考停止。
味も良くわからぬままに、箸を動かして、その味噌ラーメンを完食してしまいました。

きっとこのラーメン店には、しばらく行かないだろうとは思うけど、
スタンプカードはどうしたらよいのやらと、ためらいもまた消えぬのでした。
by ambitious-n700 | 2015-11-03 14:56 | 食生活 | Comments(0)