パキッ クシャ ス・・ツッーッ
聞いてしまいました。セロハンをクシャクシャにするような音を・・・
夜に洗濯物を干していました。
室内で洗濯パンチにしわを伸ばし、吊り下げ、
その後、ベランダに出していたのですが・・・引き違い窓に、黒い物体が・・・
それは、親指よりも少し大きい立派なゴキちゃんでした。
私は、おどろき・・・戸惑い・・・
部屋への侵入を許すわけにもいかず、成敗だ!・・・と、
引き違い窓に挟まれているゴキちゃんに殺虫剤を噴射してしまいました。
すると彼は、もがき・・・逃げ惑い・・・そして・・・姿を消したのです。
どこへ行った?おそるおそるサッシをずらしていくが、見当たらない。
逃げてしまったのか確信が持てぬまま、おそるおそる窓を閉めると、
パキッ クシャ
あぁ・・・どうやら、下部のサッシの間に落ちていたゴキちゃんを潰したらしい。
なんとも嫌な音でした。
やむを得ず、再び窓を開けると、
ス・・ツッーッ
と、遺体が引きずられる音が続きざまに耳に飛び込んできました。
成敗したとはいえ、再び、窓を閉めれば、また潰すことになりますし、
そのまま放置することもできません。
仕方なく冷たい夜風に当たりながら、
台所から持ってきた串で、体液が出た遺体をなんとか回収しましたが、
しばらくは、心のモヤモヤが離れませんでしたね。
いやぁ~・・・久しぶりに身悶えする衝撃的な体験をしてしまいました。