街中で「ぱぷりぃ~か♪」と、
2020応援ソングを聞くことが多くなりましたが、
映画の「パプリカ」を鑑賞いたしました。
2006年、筒井康隆氏原作のアニメ映画作品です。
夢を共有してセラピーを施す機械が発明されて、
それが、悪用されて暴走して、てんやわんやな映画です。
夢の世界ゆえのエキセントリックな表現が、
とても楽しい作品でした。
そこに平沢進氏の音楽が、
狂気と幻想に磨きをかけていました。
きっと見ていて飽きることはないでしょう。
トランスヒューマニズムなどの近未来の都市伝説では、
「肉体を離れた意識体」を想定することがありますが、
その意識体が置かれる世界が共有されて、
それが夢の世界だったとしたら・・・と、
可能性を排除しきれない楽しさを持ったSF作品でございます。
構成が単純と言うわけではないので、
観る人を選ぶかもしれませんが、
「君の名は」や「千と千尋の神隠し」などの
次元や時間軸を超えた世界観に苦がない人ならば、
充分に楽しめる、おススメしたい作品だと思います。