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晴れやかなる四十路へ!

「四雁川流景」読了


「四雁川流景」読了しました。
玄侑宗久さんの本は「中陰の花」に次いで二冊目です。
同じ街を舞台にする短編7作が収められています。

なかでも「地蔵小路」は、久しぶりに出会った切ないお話でした。
もうね、そうですね、そういことってあるかもね、悲しいね…、
としか言えないお話でした。
登場する人物に悪意が見えないから、とても切ないです。

他に「スクナヒコナ」は、神社フリークとしては、
住職で作家である著者に対して、
少々解せないところを感じたけれど、まぁそれはそれ、
神道と仏教とを較べても作品としては関係がありませんし、
仏教界での立場もあることでしょうからと、
きっと的外れと思われる、邪推をしたりもしました。

総じて、情景描写と話の展開のバランスが良くて、
優しさに溢れるお話が多いので、
私のお気に入り作家さんとなりました。

生老病死、暗くなりがちなテーマですが、
現実に横たわる、これらのものを優しく捉えます。

やはり世知辛い世の中だから、
私は癒される読書がしたいのです。


by ambitious-n700 | 2018-11-24 10:28 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)
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