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晴れやかなる四十路へ!

「山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎」読了

「山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎」読了しました。

ミステリーやら、サスペンスやら、バイオレンスやら、苦手なんですが・・・
とある人の薦められて読んでみました。

まずは言葉の意味を整理しないといけないのですが、
「ミステリー」は、神秘や謎の意味から派生して、推理小説を表して、
「サスペンス」は、不安や緊張の意味から、
ハラハラドキドキする作品への表現です。
最後に「バイオレンス」は暴力的ってことですね。

ですから、連続殺人事件の推理作品なら、どれも網羅しているのかもしれません。
映画の「冷たい熱帯魚」が当てはまるかもしれませんね。
観ていて胸を掻き毟られるような、心地悪さが醍醐味でした。

私的には、命が軽く扱われる作品は、どうにもやっぱり苦手なんですが、
この度は「ミステリー」に関して、先入観を取り払いたいと思った次第です。

これは、七尾与史さんの「山手線探偵」シリーズ1作目ですが、
ティーン向けに書かれたであろう、やさしいタッチの推理小説でした。

人が亡くなる事件が起こるので、アンモラルな行動は散見されますが、
ある程度のフォローが効いていました。
表現もやさしくて読みやすかったのが良かったと思います。

そして、読み進めるに従い「ミステリー」を「謎解き」と解釈すれば、
なるほどエンターティメント小説のテクニックが、
ここにあるのだなぁ~と感じたのです。

なにも「謎解き」を殺人事件に限定しなくても、
物事や行動に意味が込められていれば、
その真意をひも解く過程が、ミステリーになりうるのでは?と思ったのです。

例えれば、登場人物のひとつの所作に、恋心が秘められていれば、
それに気づくまではミステリーとなるのかもしれませんし、
絶品の料理とて、その味の秘密を探ることは、
ミステリーとして描けるかもしれないということです。

そのなぞ解きに伏線を張りめぐらせて大団円が、
エンタメには鉄板の構成なのかもしれません。
そして、どれだけの伏線に深みを持たせられるかが、
創作する側の腕の見せ所なのかもしれませんね。


内容の感想と言うよりも、その考察ばかりが頭に過ぎり、
作品そのものを楽しめなかった感は否めませんが、
山手線と言う身近な舞台に飽きることなく読了いたしました。


by ambitious-n700 | 2018-03-03 13:57 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)
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