晴れやかなる四十路へ!

『君の膵臓をたべたい』読了

この本を手にする前に、二冊ほど著名な人の本を読みましたが、
いまいち心の琴線にふれることがなく、
このところ、良い本との出会いがないなぁ~と思っていました。
そこで久しぶりに、図書館で借りるのではなく、
書店でこの小説『君の膵臓をたべたい』を購入しました。

結果、良かったです。
下手な映画を見るよりもコストパフォーマンスも良いと思います。

『いま、会いにゆきます』の映画を見たときと同じような、
してやられた感がありました。

テーマや心情も共感すべき箇所は多く、
言葉や表現も、かたくるしくなく読みやすいです。
それでいて、構成や展開はよく練られていて飽きもきません。

よくこれだけの言葉を上手くひとつの作品にまとめたなぁ~と思いました。

読後、他の人のレビューを見ましたが、まぁ賛否両論はありますね。
ですけれども、この作家さんは、
いろいろよく心得ていて凄いと私は思います。

確かに、ちょっと作為的な演出が鼻につくかもしれませんが、
そんな場合は、斜に構えた自身を一旦、棚上げして、
素直に楽しむことをおすすめしたいです。
それがきっと、作品がエンターテイメントとしても、
大衆に受け入れられる大切な要素のような気がするのでね。


また、この小説に出会う前に読んだ二冊の本も、
普遍的で大切にしたい言葉が記されてあったのですが、
大切な言葉ほど、言葉だけではなかなか伝わらないのかもしれません。

その文字の描写力をもって、その真意を表現しようとする小説って、
可能性は無限かもしれないが、容易いものではないな~と思ったのでした。
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by ambitious-n700 | 2015-11-27 10:48 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)
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