ちょっと値の張る高級焼肉を食する機会がありました。
大皿に6種盛りで、聞いたことのないような部位のお肉もありました。
さぁ・・何から焼こうかと考えて、脂ののったお肉は後にして、
あまり気にせず、モモなどの赤身の多いお肉から食べていきました。
残る3種に「サーロイン、中落ちカルビ、ヘッドバラ」。
さぁどれから焼こうか?
耳馴れたサーロインを残すか?
カルビの中落ちは、カルビより美味いのか?
じゃぁ、名前からしてよくわからないし、
この三種のなかでは赤味が強いヘッドバラから焼きました。
するとどうでしょう?
網目がほんのり付いて、きれいに焼けたその肉をほうばると、
あきらかに格が違う、柔らかさと旨みがクチいっぱいに広がるじゃありませんかっ!
間違いなく上等なお肉でした。
じゃぁサーロインは、この上をいく美味さか?
中落ちカルビは、もっと美味いか?と、期待を胸にして食べたのですが、
やっぱりこの「ヘッドバラ」が、一番美味しく感じました。
あとで調べてわかったのですが、この「ヘッドバラ」。
とっても美味しい希少部位だそうです。
言葉に「ヘッド」がつくから、頭に近い部位かなと連想したが、
そうではなく筆頭みたいな意味合いで、一番良い「トモバラ」(≒カルビ)ってことらしい。
脂の入り方が、きめ細かく均等に入っているために、
前述3種の中では、パッと目には、赤味が強いように見えただけでした。
(中落ちカルビ等は脂の入り方が大きく、
カットによって、肉質にバラつきが出ると思います)
そういえば、思い返すと大皿の中央にあったのは「ヘッドバラ」でした。
お店の人も、わざわざ一番いいお肉を、中央に鎮座させていたことを、
あとになって気付いた有様でした。
いや、ホントに残念です。
もっと大切に味わっておけば良かったと、
自身の知識と観察力のなさを、残念に思いました。
食事ひとつとっても、
不勉強は楽しみを逃してしまうということなんですね・・・