SF小説の大家、小松左京さんが亡くなりました。
私自身はSF小説にあまり興味もなく、
小松左京さんについては、インタビュー記事などで目にする程度でした。
それでも、その設定等を垣間見るだけでも、
未科学的な視点はいっぱいあって、
科学進歩のための発想力を培うには良い土壌なのかな?と思います。
小松左京さんの発想も、きっと科学の進歩に大いに寄与していたことでしょう。
本との接し方については、どうも私は下手でして、
エンターティメントとしての読書がなかなかできません。
特に小説に関しては、共感できる所や憧れる所がないと、もうダメですね。
それでも理屈っぽいものなら、まだ好きなんで多少は読めるんです。
しかし、読めど進めど登場人物に深みが感じられなかったり、
私自身と環境が違いすぎていたりすると、
共感もできませんし、何が言いたいのかもわからず、
つまらなくなって読了に至りません。
ノンフィクションや歴史モノなら、
その存在感と結末如何で、学び得る所があるので良いんですがね。
本は知識の宝庫ともいますし、いまや言葉は溢れているから、
困った時や行き詰った時には、その自分のTPOに合った、
目を覚まさせてくれる言葉が、どこかにあるのだと思っています。
ただその言葉に出会えるか?出会えないか・・・
私は、読書に何かを期待しすぎているのかもしれませんが、
やっぱり、こう思い返してみても、
先人達の言葉から何かを学び取ること、
そして、たとえそれが拙い思いつきであったとしても、
何かを書き記すことは、
良いことなんじゃないだろうかと、改めて思ったのでした。