晴れやかなる四十路へ!

「四雁川流景」読了


「四雁川流景」読了しました。
玄侑宗久さんの本は「中陰の花」に次いで二冊目です。
同じ街を舞台にする短編7作が収められています。

なかでも「地蔵小路」は、久しぶりに出会った切ないお話でした。
もうね、そうですね、そういことってあるかもね、悲しいね…、
としか言えないお話でした。
登場する人物に悪意が見えないから、とても切ないです。

他に「スクナヒコナ」は、神社フリークとしては、
住職で作家である著者に対して、
少々解せないところを感じたけれど、まぁそれはそれ、
神道と仏教とを較べても作品としては関係がありませんし、
仏教界での立場もあることでしょうからと、
きっと的外れと思われる、邪推をしたりもしました。

総じて、情景描写と話の展開のバランスが良くて、
優しさに溢れるお話が多いので、
私のお気に入り作家さんとなりました。

生老病死、暗くなりがちなテーマですが、
現実に横たわる、これらのものを優しく捉えます。

やはり世知辛い世の中だから、
私は癒される読書がしたいのです。


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# by ambitious-n700 | 2018-11-24 10:28 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

神社巡礼の記録45(穴八幡宮)


我が子は受験生です。来春、大学受験を予定しています。
私自身が大学はエスカレーター式で進学してしまい、
一般受験のムードと言うものを体験していません。

大学ブランドや学歴が全てではないし、
社会的評価が高いといわれる大学へ行っても、
その後の人生は、どうなるかわかったものではありません。
親としては、程々の大学へ行ってくれるなら、それで良いのですが、
我が子本人は、併願は当然で多くの大学を受験したがっております。

どうやら高い希望と不安が入り混じっているようで、
上位校から滑り止め校まで志望校が10校以上になりまして、
その中に、やっぱり行けたら行きたい早稲田大学があるのです。

親から見れば、我が子の学力を測りかねていますし、
やる気を見せている我が子に水を差すのもどうかと思うので、
できる限りのエールを送るわけです。

さてそうならば、早稲田といえば穴八幡宮でございますから、
ひと足先に親として?ご挨拶をしてきた次第です。


一陽来復の冬至祭で有名な穴八幡宮ですが、
受験前の冬至から節分までは、一陽来復御守の頒布のため、
御朱印を拝受できないと聞いていました。

御朱印集めもしている私ですから、
むしろ、その時期を避けて?参拝する機会を窺っていた所があって、
今回、冬至祭の前の静まる境内を味わってきました。
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早稲田の馬場下交差点、交番脇の正面鳥居をくぐれば、
左手に流鏑馬神事の像があります。
像を横目に階段を昇って朱色の立派な門(光寮門)、
その門をくぐって、布袋さまの水鉢(手水舎)です。
どうやら布袋尊との縁が深いらしく、隣にも布袋尊が祀られていました。
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まずは本殿まで進み、神恩感謝と、
いずれ来るだろう我が子の受験のご挨拶の参拝を致しました。

早稲田大学に近い場所なので、
合格祈願などの絵馬があるかな~と邪推しましたが、
そんなことはなく、さっぱりした境内でした。
むしろ、困った時だけの神頼み的な祈願は寄せつけないような、
少し厳しい空気が漂っていると感じました。

本殿の中に少し進み入って賽銭箱があり、拝所が設けられています。
社務所も本殿の建物の中に設けられており、ここで御朱印を拝受しました。

立派な建物ゆえか、こういう造りになっているようでしたが、
ちょっと大きな寺院に似た造りのように思いました。

後日、調べたところ、穴八幡宮の名の由来は、
この地の洞穴から金銅の阿弥陀如来像が見つかったことで、
神仏習合の時代、八幡神の本地仏が阿弥陀如来であり、
その繋がりから、穴八幡宮となったらしいです。
隣地には別当として放生寺がございます。


その後、境内を散策すると、神武天皇遥拝所がありました。
私は、他の神社で見かけたことはなく、
これはちょっと珍しいかも?と思いました。

また神輿が納められているだろう町名の入った蔵がならび、
地域の信奉も篤いように感じられました。


境内を出て、私はちょっと厳しい神気にあてられたのでしょうか?
自分の気を鎮めるように、都立戸山公園を抜けて、新宿まで歩きました。
ゆっくり歩いて1時間弱でしょうか?

そして、呑みに来るたびに参詣する花園神社により、
酉の市の提燈がこれでもかと並らぶ姿に、
神社にも色々個性があるなぁ~と思うのでありました。

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# by ambitious-n700 | 2018-11-09 14:12 | 神社仏閣 | Comments(0)

『あなたが母親の手料理を食べられる回数は、残り328回です。』読了


『あなたが母親の手料理を食べられる回数は、残り328回です。』読了。

長いタイトルです。上野そらさんの著作です。
「小説家になろう!」という投稿サイトから、書籍化にまでなったとのこと。
住野よるさんも、確かそうだったかなぁ~と記憶しています。

そして現在、タイトルとはかけ離れた状況にいる私は、
先月、実母の七回忌を済ませました。

母親の手料理については、必ずしも良い思い出ばかりでないですが、
それを言うと、なんだか後ろめたさを感じつつ、
正月には必ずテーブルに並んだ白菜の入った田舎雑煮は好物で、
今では、見よう見まねで自分で作ります。

さて、本作の設定はファンタジーで現実感はないですが、
大きなテーマは「一期一会」と思われ、
普段、見逃してしまいがちなものへフォーカスしています。

残り回数が可視化される、それは、運命を宣告されるに等しかったり、
また、理解する必要のないものまで、受け止めなくてはならなかったりします。

「時間の過ごし方を、ひとつ、ひとつ、大切にする」

まぁこれに尽きるわけですが、人生の折り返し地点はすでに超えて、
親族を看取ることも4度の経験がある私には、
本作の読者としては、やや歳をとりすぎている感がありました。

若いときには気づかない、実感が湧かないまま、
居心地の良い時間を、無為に消費してしまうことがあるのかもしれません。
かく言う私も、そうだったと思いますし、
無為さが記憶に残るのも、また、若さの特権なのかもしれません。
そんなことを思いました。

そして、なんの因果か、登場する病気やら、
看病していた私の実体験に重なる出来事も多くて、
私がこの法事の時期に本作を読めたことは、
より深く実母を偲ぶことに繋がるのでした。


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# by ambitious-n700 | 2018-11-03 17:26 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

神社巡礼の記録44(武蔵野八幡宮)


渋谷の繁華街では、日本独自に発展したハロウィン仮装文化が、
社会問題化してきましたが、その翌日は一ノ酉でした。

私の興味はハロウィンよりも酉の市でございました。

まだ参詣していない神社で、酉の市を行っているところを調べて、
此度は、吉祥寺に鎮座する「武蔵野八幡宮」と相成りました。

吉祥寺の駅からアーケードを抜けて徒歩5分程度です。
提燈が掲げられ、露店が並んでいました。
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新宿、花園神社の賑やかさと比べてはいけないのだろうけど、
練馬の大鳥神社と比べても、少し落ち着いた様相でした。
街の規模を単純に思えば、
練馬駅前より吉祥寺駅前の方が賑やかだとは思うのですが…!?

吉祥寺の地名由来は
お寺の門前の人たちが移住した街が始まりと聞いているから、
もしかしたらお寺の檀家衆が強くて、
神社の氏子衆はちょっと活動が弱いのかもしれないと思うのでした。

まぁまた、近くに井草八幡や大宮八幡もあるので、
その辺りも影響あるのかもしれません!?

そんな余計なことを考えながら、
龍の吐水口でセンサー自動水栓の手水舎で清め、
本殿に進んで、神恩感謝を捧げます。

社務所にて御朱印を拝受してから、境内をゆっくり周ります。

八幡様ですから主祭神は応神天皇です。
しかしながら、酉の市をしているということは、
どこかに日本武尊なり天日鷲命が祀られてはいるはずと、
境内社を注意深く見てみますと、
七社(三島・出雲・大鳥・厳島・稲荷・須賀・疱瘡)が、
相殿で祀られていました。

うむ・・・なんとなく系統はわかるが、全ての祭神の名がでてこない。
まだまだ不勉強だなぁ~と思う。

そして境内社にもキチンとご挨拶の参拝をして、
熊手も授かるのでした。
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さて、しっかり神社参拝を終えて、境内を出て、
気を許したところで、いつものズボンの後ろポケットに、
いつも入れているパスケースが無いことに気が付きます。

はて?出かけ間際、家に忘れたか?それとも、道中で落としたか?
思い巡らしても、どうにも記憶に自信がない…。
おそらく、きっと…家に忘れていることだろうけれども、
万が一、道中で落としていたら、
免許証やらカード類が悪用されないかと、心配も湧いてきます。

本当はこの後、吉祥寺で昼食を摂ろうかと思っていましたが、
こんな胸のつかえを抱いては、ゆっくりなんかできないと、
私はとんぼ返りで帰宅したのでした。

結局、パスケースは自宅に置いたままで、事なきを得ましたが、
遅い昼食を、近所にあるいつものラーメン店で摂ったのでございました。

ウム、出かけ間際は時間に余裕をもって、
持ち物のチェックは慎重にしないといけないことを教えてくれた、
本年の一ノ酉でございました。


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# by ambitious-n700 | 2018-11-03 14:49 | 神社仏閣 | Comments(0)

神社巡礼の記録43(恵比寿神社)


十月もすでに晦日です。
上旬は自然災害が猛威をふるって、仕事も多忙でした。
そして、ゲームアプリをやめられず、
ポケGOのフレンド機能、さらにポケ森まで始めてしまい、
習慣化と日々の自制との葛藤で生活しています。

ゲームの毎日ログインって、毎日時間が削られてるのですが、
私もこの歳でゲーム依存でしょうか!?それとも逃避願望でしょうか?


そして、旧暦十月は神無月といいますが、
出雲では神在月というそうです。
八百万の神々が出雲に集って、
その間、神が留守をして、神無月とよく云われますが・・・!?
どうやら後付の俗説らしいです。

水無月も、神無月も、【無】の意味を汲み取りたくなりますが、
現代語では「の」にあたる、単なる連体助詞との説が有力らしく、
いわゆる水無月は「水の月」神無月は「神の月」とのことだそうです。

六月の梅雨時に「水の月」で、
十月の収穫時期に五穀豊穣「神の月」である方が、
たしかにシックリくると、私も思います。

そんな俗説ではありますが、尾びれもついて、
神が不在とあらば、
留守居役の神様がスクナビコナノミコトと云われます。
恵比寿さまですね。十月に恵比寿さまのお祭りが多い所以です。

恵比寿神社ではべったら市が開催されるので、チェックをしつつ、
発祥といわれる日本橋はちょっとスケジュールがきつかったので、
東京・恵比寿の恵比寿神社に参詣しました。

実は、以前に読んだ山手線探偵という本に恵比寿神社が出てきたので、
気にはなってはいたのです。

仕事をあがり、そそくさと雨が降るなか参詣してきました。

都心らしい、こじんまりとした神社ですが、
玉垣の周囲を、小判形にぐるりと道路に囲まれた、
ちょっと珍しい神社でした。

都市開発をする時に、遷座することなく、
あるがまま、その場所に残そうとしている先人たちの意思が感じられます。

鳥居をくぐり、手水で清めて、きちんと参拝をしてきました。
脇にある授与所は、祭事の時だけの仮設テントでございました。
御朱印の授与も行っていたようでしたが、
私の参詣した時間では、残念ながら、すでに受付は終わっていました。

雨ふる夜の恵比寿、並ぶ露店の灯りが映えておりました。
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# by ambitious-n700 | 2018-10-31 10:00 | 神社仏閣 | Comments(0)

映画「カメラを止めるな!」鑑賞


九月の下旬から、台風被害やらで公私とも慌しく、
なかなか自分の時間が取れませんでしたが、
昨日、ガーっと家事を済ませて、ガーっと大森まで行って、
話題作の「カメラを止めるな!」を鑑賞してきました。

久しぶりに素直に楽しかったと言える映画です。
ちょっとスプラッターホラーの要素があるので、
苦手かなと思いましたが、鑑賞後の爽快感は格別でした。

ネタバレしてしまうと、楽しみが半減してしまう作品で、
特にプロモーションの難しさを感じます。

以前に低予算映画で「ブレア・ウィッチ・・・・」だったと思いますが、
ホームビデオで、臨場感溢れるシーンが売りのホラー映画がありました。
その類いかな?と私は思ってしまい、興味を引きませんでした。
しかしながら、進めてくれた友人の言葉に乗って、観て正解!

芝居がかった芝居がとても良い!騙されるって、気持ちよい。
いい意味で期待を裏切られるって、
本当に気持ちよいものだと思いました。

一見の価値のある、自信を持っておススメできる、良い作品です。
レビューなんか見ないで、ぜひとも前知識なく作品を見ましょう。

そうすればきっと良い時間が過ごせると思いますっ!!

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# by ambitious-n700 | 2018-10-12 10:36 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

神社巡礼の記録42(川越氷川神社)


予算が抑えられた番組が増えたためか、
テレビでは散策ロケ番組が多くなった気がします。
やれ、ぶらりとお散歩だ、路線バスを乗り継いで・・・等と謳っていますが、
あんなに立ち寄ったお店で土産等を買い足していたら、
手荷物が増えてしまい、お気楽に動き回れないだろうと思います。

私どもは実際に自動車を使うことが少ないので、
まとめて宅配便などを駆使しますが、
荷物が増えて肩が凝ることも少なくありません。

そして、あのような身軽に動き回れる番組の絵面は、
スタッフとロケバスが同行しているが故の作られた絵面でしかないと、
どうしても思わずにはいられないのです。

・・・と愚痴ったところで仕方がないですが、
そのお散歩番組でも小江戸川越を特集しているものがあり、
川越氷川神社で、縁結び風鈴なる催しをしていると知り、参詣してきました。
夜は夜で、ライトアップをしているそうですが、今回は昼間です。

川越駅からイーグルバスという循環バスに乗って、およそ30分?
どうやら観光向けのバスらしく、
1日券やら、運転手さんのガイドやら、とても充実していました。
喜多院、博物館(川越城)、氷川神社、時の鐘と、
約一時間をかけて循環しているそうです。
しかし目的地に行くだけなら、路線バスの方が早いかもしれません!?

私が川越氷川神社のバス停に着いたのは、正午頃だったと思います。
8月下旬、お盆休みの時期は過ぎてましたが、とても賑わっていました。
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バス停から近い鳥居をくぐれば、すぐに風鈴がさがっており、
左手に社務所、右手に手水舎、正面に拝殿がございます。

境内の広さは、思ったより広く感じませんでしたが、
それは人の多さがあったからかもしれません。

手水舎で清めてから、拝殿前にて神恩感謝を捧げます。

そして社務所にて、御朱印符を授かります。
人出の多いこの風鈴の期間は、
御朱印帳へ直に書くのではなく、書置きの御朱印符とのことです。

ゆっくり境内を回ろうとしても、
ゆっくり落ち着いた気持ちには、なかなか、どうしてです。
バッチリ観光スポットとして確立してございました。
縁結びのご利益と、川越ではレンタル浴衣が充実してるとかで、
浴衣姿の女子たちが、目につくのでございました。
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そんな境内を人を縫うように散策をしてきました。
護国神社をはじめとして境内社は多くあり、
珍しいところで柿本人麻呂を祀った社がございました。
また、ご神木に触れようと人の列もできていましたね。

人混みが苦手な私は長居をしませんでしたが、
最後に境内東側の大鳥居を眺め上げて、帰路に着きました。
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地域の観光に一役買っている神社は少なくないと思いますが、
企画力については、頭ひとつ抜けていると思います。
そういえば、新宿の花園神社とこちらの川越氷川神社は、
昔から見世物小屋の興行が有名だったと思います。

どうやら大衆的で地域に親しまれている神社のようでありました。


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# by ambitious-n700 | 2018-09-22 10:10 | 神社仏閣 | Comments(0)

「はたらく細胞」~「2心房2心室」を考える


当ブログは10周年を過ぎていますが、
一番見られている記事は、
【「2心房1心室」を考える】という記事でございます。
https://japan700.exblog.jp/14144177/

同じような疑問を得た人が、検索でヒットするのでしょうか?
そこで関連する新たな視点を得ましたので、ここに加えたいと思います。


まず「はたらく細胞」という作品が、
現在、アニメ化されて放映中でございます。

赤血球やら白血球、T細胞やら樹状細胞などを擬人化して、
体内での働きをストーリー仕立てに描いています。
そこで循環器を取りあげた話があったのですが、
ふと、2心房2心室の合理性に気づいたのです。

以前、【「2心房1心室」を考える】の記事では、
「2心房2心室」と「1心房1心室」の差が判然としていませんでしたが、
どうやら肺呼吸とエラ呼吸の理解が足らなかったようです。

まず肺呼吸です。
呼吸(二酸化炭素と酸素の交換)が、空気と血液との間で行われます。
対してエラ呼吸は、水と血液との間で行われます。

血液は液体です。
エラ呼吸では、おそらく・・・きっと、
水を媒体とした炭酸水と酸素水の交換となります。

肺呼吸では、血液中から二酸化炭素だけを排出して、
空気中の酸素を取り込まなければなりません。

あきらかに肺呼吸の方が、ひと手間かかって非効率です。

そして、非効率がゆえに、
表面積を増やして呼吸量を補わねばなりません。
肺のひだ、肺胞ですが、哺乳類は両生類より多いそうです。
これはきっと皮膚呼吸の依存度と反比例することでしょう。

表面積を増やすには、
血管はより細く、より数を多くしなければなりません。
必要な呼吸量が増えるほど、
肺のひだひだは、どんどん多くなっていきます。

毛細血管の数や長さが増えれば、
それだけ血液を送り出すポンプ機能は求められて、
肺動脈への心室があることも理にかなってくる訳です。

もしかしたら、毛細血管を含めた、
肺循環と体循環の血管の長さを比べてみれば、
それほど差がないのかもしれませんね。
差があったとしても、心室の大きさに比例する程度ではないかな?


すなわち肺呼吸は、長い毛細血管を必要としていて、
適度な血流を維持すべく、ポンプ機能を備えたのが、
2心房2心室なのだろうと私は理解したのです。

また、もし血液の逆流がないだけで良いとして、
1心房1心室の強い圧で肺へ血液を送れば、
毛細血管は破れかねませんから、2心房2心室が合理的なのでしょう。

まー、素人考えなので、間違ってるかもしれませんが、
どなたか科学的な裏づけの資料、見識を見つけてくださると幸いです。


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# by ambitious-n700 | 2018-09-21 13:58 | その他 | Comments(0)

『星やどりの声』読了


『星やどりの声』読了しました。朝井リョウさんの本は二冊目です。
デビュー作「桐島、部活やめるってよ」で現役大学生作家と名を馳せて、
こちらは学生最後の作品とのことです。

どうだろう?デビュー作を読んだ時から、感性のズレはあったと思いますが、
文体が?キャラの台詞が?私としっくり来ないのかもしれません!?

以前ブログで、無財の七施で和顔施を取りあげましたが、
今回、本作を読んで、言辞施が私の心に沁みてきました。

言辞施とは、お金がなくとも布施ができる七施のなかで、
やさしく丁寧な言葉を使うよう努めることです。
すなわち、汚い乱暴な言葉を使わないこと、と私は理解しています。

作品の情景描写などに、汚い乱暴な言葉があるわけではありません。
ですがダイアローグのなかに、人物が若いからか、照れ隠しなのか?
雑多で乱暴な態度や言葉があって、それが目についてしまったのですね。
キャラクターを活き活き描こうとしたのかわかりませんが、
これが、私の感情移入を妨げてしまったようです。
乱暴な言葉がどうにも気になって、読むスピードが落ちました。

とはいえ、最後まで読むと構成力と演出が、バリバリてんこ盛りに効いていました。
遊びが過ぎるのではないかと思うほどに、
あちらこちらに張り巡らされた伏線が、みごとに回収されていきます。

どうやら練られた構成力を楽しむ作品かもしれませんね。

「桐島、部活やめるってよ」もそうでしたが、
周囲の人物を描いて、その中心の人物像を伝える、
中心人物そのものを描かない、という表現方法をしています。

的確かどうかわかりませんが、私が頭に浮かんだ例えでは、
水金地火木土天海冥、太陽系の惑星だけを描写して、
太陽自体を伝えようとしているような感じでしょうか?

そして、そもそも文学が、言葉にできない心情(核心)を、
文字をツールに、態度や情景を描いて受け手に伝えるものでしょうから、
【核心に触れない】という点においては、
この表現方法は、類似の構図を持っていると感じました。
ある種のフラクタルかもしれませんね!?

結果として、私は少々の中だるみはあったものの、
クライマックスで、してやられた感を存分に楽しむことができました。


ほかに戯曲的といっていいのかわかりませんが、
キャラクターごとの役割が与えられていて、演劇化はしやすいかなと思いました。

さらに余計なことですが、著者は早稲田大学出身とのことで、
受験生をもつ親としては、やっぱり頭はいいのだなぁ~と、
感じなくてもいい嫉妬を抱かざる得ないのでございました。


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# by ambitious-n700 | 2018-09-14 16:42 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)

「赤いふうせん」鑑賞❤OP PICTURES+フェス❤


先般、ピンク映画館の思い出記事をあげましたが、
縁あって?ピンク映画を観て来ました。

テアトル新宿で「OP PICTURES+」映画フェスが催されています。
私は「赤いふうせん」というホラーでピンクな作品を鑑賞しました。

70分程度の作品でありますが、そのあとに舞台挨拶などもあり、
監督ならびにキャストのその意気込みを感じてきました。

まともに最初から最後までピンク映画というものを観たのは、
初めて・・・なのか?どれがピンク映画だ?という曖昧な話ですが、
映画と言うくくりで、論評すれば、少し悔しくもあり、
エッチ動画というくくりで、論評すれば、
刺激が少し物足りないと感じないわけでもありませんでした。

しかしそれは、今回フェスの狙い通りのようでございます。

歴史のある従来のピンク映画館には、
猥雑で、人目を気にしては入りにくいイメージが、
どうしても拭えません。

それを、高校生も鑑賞出来るR15+へ編集して、映倫を通して、
よりライトに、カジュアルに、気軽に足を運べるように、
ピンク映画の普及を願うのが、今回のフェスらしいです。

それゆえに時間的な尺も短めになり?
刺激も少なめに?仕上がっているのだと思います。

そして、見事その狙いは功を奏し、
私も観客のひとりとなったわけでございます。おめでとうございます。


鑑賞中、谷崎潤一郎原作の「神と人との間」や、
園子温監督の「冷たい熱帯魚」を想起しましたが、
いわゆる濡れ場は、情感的に仕上げるか、生々しく仕上げるか、
大きくふたつに分かれるのかもしれないなーと思いました。

個人的な志向としては、情感的に綺麗に仕上げてもらった方が、
思いやりや癒しを感じることができて心地よく、
生々しく本能的に、肉感的に仕上がると、
その裏にある寂しさや卑しさ、事後には虚しさが襲ってくるようで、
負の感情ばかりをそのシーンから感じてしまうのです。

まぁどっちもエロなので、
関係なく楽しむ御仁も居ていいとは思いますけれども・・・

時に「明るいエロ」と言う場合がありますが、
隠してこその艶かしさが、私は趣があってよいのかな?と思います。
とりあえず、レースのカーテンでも引いておけ!
厚手のカーテンでは何も見えん!
・・・そんな所が、情欲や劣情の有るべき姿かな?と解釈しています。

また、たとえ真っ直ぐ過ぎる若者が、
エロに対して、後ろめたさや背徳感をもってしまったとしても、
気持ちはわからんでもないから、黙っててあげるよ!と、
世の中には、そんな寛容さを失わないで欲しい・・・と思うのでありました。


あ・・・映画の感想が少なくなってしまいましたけれども、
私の苦手なホラーでした。
特にビックリする演出は、怖さ以上にビックリします。
ホラーとしても充分に魅入るシーンがあるので、
エロで心の切り替えが難しかったです。

むしろ、エロと別テーマの融合、
その雑多な感じがピンク映画らしさかもしれませんがね!?

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# by ambitious-n700 | 2018-09-02 11:31 | 漫画・TV・映画等 | Comments(0)